Power Platform 運用の教科書
楽天ブックスで見る実際に管理者画面を操作するときに、手元に置いて参考にしたくなる一冊だ。
どんな本?
Power Platformを組織で活用していくための、運用とガバナンスの考え方をまとめた本である。7つのカテゴリと5つのレベルで組織の成熟度をとらえる考え方から、テナントや環境の設計、DLPポリシー、マネージド環境、Dataverseのロール、CoEスターターキットまでを扱っている。活用を広げるだけでなく、使われなくなった資産の改廃や、責任あるAIといった視点にも触れられている。
この本で得られるもの
- まずテナントのセキュリティを正しく把握するところから始める、という運用の出発点
- 「全社」「既定環境」「プロ開発者」など、環境ごとにDLPポリシーを設計する具体例
- 改善方針を決める役から実行役まで、責任範囲を明確にしてプロジェクトの種を組織に分散させるという考え方
こんな人におすすめ
- Power Platformの管理や社内推進を任された人
- 市民開発を広げつつ、ガバナンスも両立させたいと考えている人
読んでみて
環境の種類や既定環境の扱い、DLPの3つの分類など、管理者として押さえておきたい内容が一通り整理されていて、実際に設定を考えるときの拠り所になると感じた。組織の推進は活用を促すだけでなく、乱立したソリューションの改廃まで視野に入れることが大切だという点も印象に残っている。この本の考え方を、研修を組み立てるときの土台にしていきたい。