Microsoft Power Apps 入門 第2版
楽天ブックスで見るPower Appsの基本操作がひととおりわかる一冊である。
どんな本?
ローコード・ノーコードで自分の欲しい業務アプリを作れるツール、Power Appsの入門書だ。無償と有償のライセンスの違いから、アプリ作成の入り口、キャンバスアプリとモデル駆動型アプリの違い、コントロールの命名規則まで、基本を順を追って学ぶことができる。手を動かしながら全体像をつかみたい人にとって、最初の足がかりになる本だと思う。
この本で得られるもの
- 既製の業務アプリでは拾いきれない項目を、自分で切り出して記録できる「自転車的な小回り」がPower Appsの価値だという見方
- データをどこに・どう蓄積するかまで自分で設計するため、入り口から出口まで一貫してアプリに関われること。欲しいデータをためれば、個人レベルでPDCAを回す材料にもなる
- 要件定義→データ整備→アプリ作成→検証→実運用→改善という流れで、まず業務フローと「誰が・何をするか」を丁寧に洗い出すことが出発点になるという整理
こんな人におすすめ
- Power Appsに初めて触れる人や、何から学べばいいか迷っている人
- 既製のツールでは手が届かない業務を、自分の手で少し便利にしてみたい人
読んでみて
読みながら一番面白かったのは、SaaSがあふれる中でPower Appsにはどんな価値があるのかを、自分なりに考えられたことだった。インパクトでは既製品に及ばなくても、小回りが利き、データの入り口から出口までを見渡せる。関係者ごとの動きを「最低限成立させる行動」と「あると親切な思いやりの要素」に分けて考えるのも、アプリづくりに限らず使える視点だと思う。研修を組み立てるときの参考として、手元に置いておきたい。