後世への最大遺物・デンマルク国の話
楽天ブックスで見る誰もが後世に残せるものとは何だろうか。その問いへのひとつの答えが見つかる本である。
どんな本?
自分がこの世を去ったあとにも、生きた証を残すにはどうすればいいのか。内村鑑三は「金」「事業」「思想」を挙げつつ、どれも誰もが残せるものではないと説く。金や事業には才能や地位が必要であり、思想には質と伝える力が求められるからだ。そのうえで、誰にでも残すことができ、利益があって害のない「後世への最大遺物」として、「勇ましい高尚なる生涯」を示している。
この本で得られるもの
- 人を魅了する力は、知識の量に比例するわけではないという気づき
- 誰にでも残せる遺物は、正しく、自分の信念に従って妥協せずにやり続ける「生き様」そのものだという考え方
- 原稿を失っても歴史書を書き上げたカーライルや、身分を言い訳にせず農村の復興を成し遂げた二宮金次郎のように、行動を支えるのは「意地」と「突き進む精神」だということ
こんな人におすすめ
- 自分には人に残せるような才能や財産がない、と感じたことがある人
- 自分がどう生きたいのかを、短い本でじっくり考えてみたい人
Soのメモ
一番心に残ったのは、金も事業も思想も残せなくても、「勇ましい高尚なる生涯」なら誰にでも残せるという答えだった。何を成し遂げたかだけでなく、どう生きたかが後世に残っていく。そう思うと、日々の行動の意味が少し変わって見えてくる。僕も、人が人に伝えたくなるような魅力的な生き様を体現していきたいと思う。