カーネギー話し方入門 文庫版
楽天ブックスで見る人前で話すときの基本の心構えが、わかりやすく書かれている本だと思う。
どんな本?
この本を僕なりにまとめると、良いスピーチの要素は「構成」「マインド」「演出」の3つに分けられる。構成は、一つのメッセージに向けて航海のように計画的に道筋を描くこと。マインドは、幅広い知見と深い思考から生まれる信念に支えられた自信のこと。演出には目線や自然な話し方、冒頭と締めくくりの工夫、聞き手に合わせた伝え方など、話すための具体的な技術が詰まっている。
この本で得られるもの
- 準備の本質は台本の丸暗記ではなく、「自分から湧き出る、熱のこもった言葉を持つこと」。そのためには知見を広げ、揺るがない信念をつくるところから始める
- 記憶は「印象・反復・連想」で定着する。セクションをまたぐときに同じ言葉でつなぐと、話の流れを忘れにくくなる
- 出だしと終わりは記憶に残りやすい局面。冒頭は好奇心を起こす・質問するなどシンプルに引きつけ、自分を下げて始めるのは避ける
こんな人におすすめ
- 人前で話す機会があり、何から整えればいいか迷っている人
- 研修や発表で、話し方を見直す基準がほしい人
読んでみて
読んでいて残ったのは、「わかりやすい」とは常に聞き手の知識量を想像すること、そして究極的には人の関心は自分自身にある、という言葉だった。テクニックの多さよりも、相手を想像する姿勢が土台にあるのだと思う。成長を感じられない夜もあるが、それでも気品・積極性・気概・根性の「4つのG」を持って進み続けることが大切だという一節にも励まされた。次の研修では、この本を自分の基準にしてみたい。