部下をもったらいちばん最初に読む本
楽天ブックスで見る部下を成長させるためのマネジメントの、まさに教科書のような一冊である。
どんな本?
マネジメントとは、部下を駒として使って目標を達成することではない。皆が自発的に、前向きに素敵な未来を目指せるよう、業務面とマインド面の両方からプロセスを整えることだ。この本はそう定義したうえで、まず信頼を育てる方法、そしてリーダーシップ・個人成長支援・水質管理・委任・仕組化という5つの技術を紹介している。
この本で得られるもの
- 「生存」「愛」「力」「自由」「楽しみ」という5つの欲求から相手の価値観を知り、こちらからの開示を通じて信頼を育てるという考え方
- リーダーシップとは未来を示す力であり、「何のために」「なぜ我々が」「どのように」を具体的に示すことが大切だという視点
- 魚の体調を一匹ずつ管理するより、水質(組織文化)を整えることで体調を崩す魚が出ないようにする、という水質管理のたとえ
こんな人におすすめ
- 初めて部下やメンバーを持つことになった人
- いつかチームをまとめる立場になったときに備えておきたい人
読んでみて
いちばん心に残ったのは、マネジメントの定義そのものだった。部下を動かすのではなく、皆が自発的に未来を目指せるように整える。そう考えると、マネジメントはずっと前向きな仕事に見えてくるのではないだろうか。評価すべき点と改善すべき点をIメッセージで伝える、属人化を防いで再現性のある仕組みをつくる、といった技術も具体的で分かりやすい。部下を持つ立場になったら、また見返したい一冊である。